妊活中に男性の禁欲は意味があるのか?

妊活禁欲

妊活中男性禁欲をしたほうがいいという噂がありますが、その辺を詳しく紹介していきたいと思います。

精子が出来る仕組みは?

精子は精巣で作られています。精巣の中には、精細管と呼ばれる管がびっしりと詰まっています。その管の中で、精子の元になる細胞(精原細胞)が分裂して精子となっていきます。

出来あがった精子は、精巣の端へと集められ、精巣の隣にある精巣上体へと運ばれてそこで成熟し、射精の時を待ちます。

精原細胞から精子になるまでは、約3か月ほどかかると言われていますが、精子はほぼ無限に作られ続けています。

精巣上体に精子が集められるわけですが、約10億個の精子を溜め込むことが可能と言われています。

「精子はためたほうがよい」は誤り!

不妊治療をされているご夫婦はご存知かも知れませんが、医師から「3~5日程禁欲して下さい」と指導されることがあります(指導される日数は、病院によって違います)。

これは、禁欲することで精子の絶対数を上げることがあるからと考えられています。

確かに、禁欲することで精子の数自体は上がります。
しかし、最近の研究では、数が増えても精子をためることで、元気のない質の悪い精子の増える確率も上がると言われています。

ただ、未だにWHO(世界保健機構)は、「妊娠するために最適な精子が作られるためには、2~7日の禁欲期間がよい」と発表しています。

禁欲期間は1日から2日で良い、もしくは必要ない!

ある論文にこのような研究結果があります。

「精子の数が少ない検体(3506人)と、精子の数が正常な検体(5983人)に分けて比較。精子の数が少ない検体では、禁欲期間を1日とした場合に、最も精子の運動率が良く、禁欲期間を0~2日とした場合に、正常形態の精子が最も多くなった。また、精子の数が正常な検体では、禁欲期間を11日以上にすると、精子の運動率、正常形態ともに低下した」

この論文は、研究検体の数が非常に多く、信頼性のある研究結果です。
この論文から言うと、精子の運動率、正常形態ともに上がるのは、禁欲期間が0~2日ということになります。例え精子の数が少なくても、このような結果となったのです。

妊娠しやすい精子は、「量より質」

精子は、膣内に射精された後、全てが子宮内に向かって真っ直ぐに進むというわけではないのです。

むしろ、子宮内に到達するまでにほとんどの精子が死んでしまいます。これは、子宮頸管から分泌される、頸管粘液の働きがあるためです。

子宮内に進むためには、元気のいい精子イコール運動率のいい精子が必要になります。

しかし、いくら元気がよくても、精子の形が正常でなくては意味がありません。
ですので、妊娠しやすい精子を作り出すためには、禁欲するのではなく、どんどん作りだすほうがいいのです。

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