排卵日の症状まとめ!眠い・だるい・腹痛など
女性の体はとても複雑に出来ています。中でも排卵は、妊娠するためにはとても大切なプロセスになります。しかし、排卵期にも下腹部が痛くなったりと色々な症状がみられる場合があります。ここでは、排卵日の症状についてまとめました。
排卵の仕組みって?
健康な女性の場合、大体1か月に1回、排卵があります。排卵とは、卵巣にて成熟した卵胞(卵子を包んでいる袋)が成長し、大体2cm以上になると中にある卵子が卵胞を突き破って飛び出します。
飛び出した卵子は、卵管采(卵子をキャッチする器官)にキャッチされて卵管へと運ばれ、精子を待ちます。これが排卵の過程です。
卵胞が大きくなる期間は、大変個人差があります。生理開始から、2週間程度で大きくなる人もいれば、2~3か月もかかってしまう人がいます。この卵胞が成熟する期間が長いと、生理不順の原因となるのです。
しかし、大体の人は、生理開始から12~20日くらいで排卵されるでしょう。
ところで、排卵する時や、卵胞が成熟する時、排卵された後などに下腹部などに痛みを感じる人が多くいるのです。
俗に言う「排卵痛」といわれるものですが、排卵痛は医学的用語ではありません。
しかし、確かに排卵期には、下腹部に鈍痛があったり、眠気を感じたり、だるさを感じたりする女性が多いのも事実です。
では、この排卵痛はどのような症状があるのでしょうか?
排卵痛の症状とは?
下腹部痛
いちばん多いのが「下腹部痛」だと思います。前述したように、卵子は卵胞を突き破って排卵されるため、その時に痛みを感じていると考えられています。
ただ、下腹部痛は、排卵日だけに起こるとは限りません。卵胞は、排卵前日頃から一気に大きくなることがあります。その、大きくなる時に痛む場合もありますし、排卵後は卵巣が多少腫れるので、その腫れが痛みを伴う場合もあるのです。
ですので、下腹部痛イコール今まさに排卵しているとは言い難いのです。
眠気
排卵時の女性の体内では、まさに色々なことが起こっています。
卵胞から卵子が飛び出し、卵管采がキャッチする…というだけでも結構な動きになるんですよね。
また、卵巣に残された卵胞は、黄体化して、妊娠に備えて黄体ホルモンを分泌するようになります。黄体ホルモンは、眠気を起こしやすいため、排卵期に眠気を感じる人も多いのです。
だるさや倦怠感など
前述した通り、卵胞が黄体化して、黄体ホルモンを分泌されることによって、だるさや倦怠感、人によっては頭痛や便秘など様々な症状があらわれることがあります。
また、精神的にもイライラしやすいでしょう。
排卵時出血
破れた卵胞から、微量の出血がある場合があります。大抵は古い血で、茶色のおりもののような出血でしょう。
排卵期に出血があっても、そこまで心配する必要はないと思いますよ。
以上のような症状の他にも、様々な症状が出る人がいます。あまりに排卵痛のひどい人は、産婦人科で相談してみて下さいね。